スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団と在日スイス大使館が支援するこのプログラムは、日本の製造業者の専門知識とスイスの若手デザイナーのイノベーション力を結び、デザインの限界を押し広げる異文化間のコラボレーション環境を育成することを目標としています。本プロジェクトは、一連のプロトタイプの開発、展示、そして広報活動を通じて行われます。
日本の陶磁器ブランド「多治見カスタムタイル」の元で、ダヴィッド・グレットリの指導と多治見の地元メーカーとのコラボレーションで実施されます。
デザイナーは3週間日本に滞在し、次の3つの方向性のプロダクト・タイポロジーのうち、1つのデザイン・コンセプトを開発します: 1) セラミック食器セット 2) プランター&シンクシリーズ 3) セラミックタイル
プログラム終了後の商品化も見込み、市場性があり、ある一定数の生産が可能なプロジェクトを希望しています。
「Design with Japan」プログラム概要
公募期間 2024年7月1日~8月15日
選考 2024年8月15日~30日
※選考委員により2つのプロジェクトが選出されます。
選考委員:松澤 剛 (株式会社E&Y代表取締役・大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科教授・グッドデザイン賞審査員)、ダヴィッド・グレットリ(クリエイティブ・ディレクター)、レティシア・デ・アレグリ(デザイナー、クリエイティブコンサルタント、カラースペシャリスト)
2024年9月~10月
以下の2回のオンラインミーティングを経て、プログラムが開始されます
1.プロジェクト・メンター、ファシリテーター、スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団および大使館との打合せ。
2.多治見カスタムタイルとの打合せ:滞在期間や協力メーカーについて等
2024年11月4日~24日 来日・デザイン
デザイナーの来日(3週間)。多治見カスタムタイルと協力メーカーの工房に滞在し、素材や製造工程の調査・研究。ファシリテーターは、通訳兼現地との仲介役としてデザイナーに同行
3週間の成果発表会の開催:次の段階に向けたデザインの考察も行う
2024年12月~2025年5月 プロトタイプ製作
多治見滞在中に開発されたデザインに基づき、メーカーがプロトタイプを製作。デザイナー、ファシリテーター、メーカーの間で、定期的な開発オンラインミーティングが開催される。プロトタイプのサンプルを交換し、最終プロトタイプの完成を確認する。
2025年6月~(予定) 展示・発表
日本で開催される展示会等に成果物を出品し発表する。業界や専門家へアプローチし、さらなる展開を目指す。
候補者 :プロダクト・デザイナー
新進の才能を求めています!デザイン分野の専門教育を修了したデザイナー、あるいは、デザイン会社を設立して7年未満の方を対象としています
選考基準
- テーマ、素材、地場産業、異文化交流、日本の文化・工芸に強い関心を持っていること
- 国際的な環境での経験(海外での職務経験、インターンシップ、研究旅行など)
- 高度な革新性、市場性、持続可能な思考を持つプロジェクトのポートフォリオ
- 陶芸の経験があるとなお良いが、必須ではありません
上記に加え、一般的な右の内容が求められます: https://prohelvetia.ch/en/general-requirements/
助成内容: 渡航費および宿泊費として6,000スイスフラン。多治見での滞在先については、本プログラムからの提案可能。
応募書類
- 志望理由(このプログラムがあなたの練習にどのような影響を与えるか、また、3種類のオブジェのうちどれに興味があるかなど)を記した志望動機書
- ポートフォリオ
- 履歴書(研修歴、国籍、在留資格を含む)
応募先:mmayoly@prohelvetia.ch
締め切り:2024年8月15日(木)23:59(CET)
問合せ先:
マリー・メイヨリー(スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団)
ジョナス・プルヴァ(在日スイス大使館)