スイスで愛されている9歳から17歳までの才能豊かなミュージシャンによるジャズバンド、スイングキッズの来日公演が2024年10月10日、品川区の荏原文化センターにて開催されました。約150名の来場者は、彼らの実力とバイタリティあふれるパフォーマンスに感動し、イベントは大盛況に終わりました。
スイングキッズは、9歳から17歳のメンバーで構成された、大人顔負けの実力を持つジャズバンドで、スイスのラジオ局Radio Swiss Jazzで「スイスで最も愛されているジャズ・バンド」にランクされるほどの人気を誇ります。彼らはスイス国内外のコンサートやフェスティバルで多くの観客を魅了してきました。また、ヨーロッパのテレビ局にも出演し、ユニクロ・ヨーロッパのテレビコマーシャルにも起用されるなど、国際的に高い評価を受けています。
バンドを率いる木元大氏は、倉敷市出身でスイス在住のトランペット奏者です。音楽、教育、社会活動への貢献により、スイスのトゥルガオ州政府から外国人として初めて文化大賞を受賞しました。ステージ上では、指揮を執るかたわら、子どもたちとの心温まる交流や指導に関するエピソードを織り交ぜたトークを披露し、会場には笑いが広がる場面もありました。
また、品川区の堀越副区長とスイス大使館のブラウン公使も登壇し、挨拶を行いました。品川区とジュネーブ市の長年にわたる良好な友好都市関係にも触れ、今後もこうした交流をさらに促進していく意向が示されました。
スイングキッズは、日本との深い絆を持っており、東日本大震災後には宮城県七ヶ浜町を訪れ、演奏を通じて被災者に勇気と希望を届けました。その後も、コロナ禍を除き、毎年のように来日して被災地訪問や支援活動を続けています。
ゲスト出演した歌手のアシュリー・ヒューゼビーさんとの共演も素晴らしかったです。
今回の日本ツアーでは、10月3日から10月21日までの間に各地を訪れ、単独コンサートや現地の子どもたちとの共演、さらには学校や教育当局と共催した文化交流イベントが実施されました。