2024年10月9日から11日にかけて神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催されたBioJapan 2024にスイスパビリオンが出展。本パビリオンは、スイスビジネスハブジャパンおよびスイス・グローバル・エンタープライズによって運営され、スイスと日本の国交160周年を記念イベントとして、また、スイス・バイタリティ・デイズの一環として実施されました。
このユニークなプラットフォームでは、スイスがバイオテクノロジーとライフサイエンス分野で示すリーダーシップが紹介され、革新を牽引するスイスの先駆的な企業と交流する貴重な機会が提供されました。昨年と比較して、パートナリングミーティングの数が115%増加し、記録的な成果を達成。このことは、国際協力のハブとしてのスイスの重要性が改めて認識されたことを意味します。
ピッチ・アペロ
イベントシリーズの幕開けとなったのは、2024年10月8日に大阪のスイスネックスで開催されたピッチ・アペロでした。このネットワーキングイベントでは、スイスの起業家たちが破壊的イノベーションを紹介し、日本市場への展開の可能性を探る貴重な機会となりました。イベントでは、ライフサイエンスの未来やエコシステムについての深掘りを目的としたインスピレーショナルなライトニングトークも行われ、スピーカーにはチューリッヒ大学のマイケル・シェープマン学長、ローザンヌ大学病院(CHUV)のCEOニコラ・デマルティーヌ教授、ジュネーブ大学病院(HUG)の会長クリスチャン・ロヴィス教授、関西バイオコミュニティ(BiocK)の坂田常明教授、中之島クロス(NQ)の澤芳樹会長が登壇しました。また、Adoram Therapeutics、illumicell AI、Nanoflex Robotics、Risklickの創業者たちが、ライフサイエンス分野の未来に向けたビジョンを語り、聴衆を魅了しました。
ピッチ・ナイト
その後、10月10日に東京のスイス大使公邸でピッチナイトが開催され、Adoram Therapeutics、illumicell AI、Nutrix AG、Nanoflex Robotics、Risklickの5つの革新的なスイススタートアップが変革的なアイデアを発表しました。ベンチャーキャピタリスト、コーポレート投資家、業界リーダーが参加し、AIを活用した診断技術から最先端の医薬品までの進展が共有されました。デュバック次期大使とスイスネックスジャパンのモースナー領事兼CEOによる挨拶に続き、スタートアップの創業者たちがそれぞれのビジョンを発表しました。また、スイスビジネスハブジャパンのルカ・サポリタ氏がスイス・イノベーションを紹介し、最先端の研究開発を推進するスイスの役割を強調しました。
バイオジャパン2024の成功は、ライフサイエンス分野におけるスイスの品質、精密さ、そして持続可能性への取り組みを象徴するものであり、医療とバイオテクノロジーの未来を垣間見る貴重な機会を提供しました。
主催者一同、スイスパビリオンにお越しいただいた皆様に深く感謝申し上げます。このコラボレーションで生まれたつながりとアイデアが、ライフサイエンスの未来を形作ることを期待しています。
本イベントは、スイスと日本の国交160周年を祝う「スイス・バイタリティ・デイズ 2024」の一環として開催され、大阪・関西万博に向けたスイスのコミュニケーションプログラム「Vitality.Swiss」の枠組みで行われました。