卓越した技巧と数々の受賞歴を誇るアルプホルン・アンサンブル「アルペン・シスターズ」が、新作デビューアルバムからのハイライト曲とともにオリジナル作品を演奏します。
スイス、ウェールズ、日本の三カ国から集まったメンバーはスイス、チューリッヒを拠点とし、現代スイスの絶え間なく変化する姿を体現し、伝統的なアルプホルン音楽に新たな解釈を加えます。スイスやフランスの作曲家による作品や、どなたにも耳馴染みのある曲も、独創的なアレンジを加えて演奏されます。
2025大阪・関西万博に響く「アルペンシスターズ」の音色
大阪万博の最終日、来場者は極めて珍しい音楽体験に出会うことになるでしょう。それが《スイスの伝統楽器で今を奏でる》と題された、受賞歴を誇るアルプホルン・アンサンブル「The Alpine Sisters(アルペンシスターズ)」による特別コンサートです。
このグループはスイス・チューリッヒで結成され、今年で10周年を迎えます。彼女たちはアルプホルンの可能性を再定義する存在として国際的に注目されており、従来の枠にとらわれない斬新な音楽性が評価されています。
アルペンシスターズのメンバーであるウェールズ出身のアネッテ・コックス、スイスのジェシカ・フロッサー、そして日本の関口久美子という3人の演奏家が、それぞれの文化背景が融合した、唯一無二の音楽を生み出します。
スイスから日本へ、現代スイスの音を届ける
今回の大阪公演では、彼女たちのオリジナル作品に加え、今年リリースされたデビューアルバムのハイライト曲も披露される予定です。また、スイスおよびフランスの著名作曲家による作品や、ポピュラー音楽の斬新なアレンジも織り交ぜられ、伝統と革新の間を自在に行き来するアルプホルンの新たな可能性が示されます。
アルプホルンは本来、アルプスの山岳地帯に根ざした伝統楽器であり、その音色には深い郷愁と歴史の重みが宿ります。しかし、「The Alpine Sisters」の手にかかれば、その伝統は生きた言語として現代に息づきます。
演奏には、高度な技巧とともに、温かみのある音色、そして息を呑むような共鳴があり、観客にとっては「本物」であると同時に、新しい感覚の音楽体験となるでしょう。