上野 水香
東京バレエ団 ゲスト・プリンシパル
15歳、ローザンヌで初めて夢見たプロのダンサー。時を経て再びそのステージに立つ事が叶いました。ローザンヌが紡いだものは私の宝物です。
15歳、ローザンヌで初めて夢見たプロのダンサー。時を経て再びそのステージに立つ事が叶いました。ローザンヌが紡いだものは私の宝物です。
日本に恋焦がれていた幼少期。16歳でやっと来られたその日からスイスについて考え発信することが増えました。両国の文化がバランスよく存在することこそが、私にとって最も心地良い状態なのでしょう。
チューリヒと東京の絆の中で育った私は、両方の文化の物語を融合させ、人々、衣服、環境が調和するタペストリーに仕上げました。
異なる二つの文化の対話は、私のインスピレーション ―私の創造的表現に情報を与え育む源泉ー です。
地理的には何千キロも離れているスイスと日本の私たちですが、直感に従うという共通の人間性を互いに認め合っています。
“私にとってのバイタリティとは、自然と建築、プライベートとパブリック、ハーモニーとカオス、シンプルさと複雑さ、多様性と統一感の共鳴です”
“私にとってバイタリティとは、力強さやエネルギーといった前向きな姿勢や健康的なライフスタイルを意味し、これはスイスと日本に共通する重要な点です”
“子供達の夢に触れることが私のバイタリティの原点です。そして子供達の夢を育み、夢を叶えることが、私達大人の責任であり、義務です”
“バイタリティとは、静ではなく、動です。健康、生きる喜び、成長のことです。自分自身の生き生きとした逞しさだけでなく、私たちを取り囲む生命を享受することです”
“感性を磨き、自己を解放することで他者と共鳴できる身体表現は、豊かな人生のヒントをくれます。それらがあるダンス・舞台芸術はわたしのバイタリティです”
“バイタリティとは、私の身体、心、魂が共に成長し、調和することです。スポーツはそれを何度も手助けしてくれるのです”
“必ずしも努力によって夢が叶うわけではありませんが、夢を目指す過程で素晴らしい人たちに出会い、そして失敗や成功から学ぶことでバイタリティが生まれます”
“バイタリティのある社会とは、解決策を開拓する社会です。そういった社会は高い水準の生活を育み、才能豊かな人々や企業を惹きつけます”
“私にとってのバイタリティとは、問題解決にどうつなげるかということです。どの国でも、一緒に解決策を探し、見つけ、実行することが大切です”
“バイタリティとは、未来に向けた正しいヘルスケアの枠組みを構築することであり、万博のテーマやVitality.Swissのプログラムに共鳴するものです”
“私のバイタリティは、人との出会いから生まれます。東日本大震災の経験、そしてスイスでのホームステイで世界観が広がりました”