世界初演:ミリアン・モリ+三鷹台カルテット
スイスの作曲家・デジタルアーティストが笙奏者と共作?アルゴリズムにピクセル、そしてミニマルミュージックで知られるミリアン・モリが雅楽で用いられる和楽器「笙」と会遇。
2024年7月1日、スイスの作曲家・デジタルアーティストのミリアン・モリは、日本の笙奏者、三鷹台カルテットとのコラボレーション作品をWALL_alternative(東京)で発表!コンテンポラリーなエレクトロニクス音楽と日本の伝統的な「笙」が融合する本作品の世界初演を行います。
ミリアン・モリと笙の演奏家である五月女愛、中村華子、三浦礼美、出会ユキとの共同作品である本作品は、通常の伝統的な日本の笙のあり方と、ミリアン・モリのこれまでの純粋なデジタル音楽言語との双方を再文脈するものです。この両者のコラボレーションは、東京のアンビエント・サウンドとエレクトロニック・エフェクトに笙の静謐な音色を組み合わせることで、笙とミリアン・モリ、双方の音楽言語に、通常とは異なる光を当てることを目的としています。
本作品はミリアン・モリのこれまでに発表されたプロジェクトと同様、ビジュアル要素も含みます。作曲の過程において、石上純也の神奈川工科大学多目的ホール(KAIT広場)から強いインスピレーションを受けたモリは、2024年5月、KAIT広場でこの共同プロジェクトの演奏の模様を撮影・映像化しました。
スイスと日本、両国の才能が新たに取り組む新曲の世界初演です。どうぞお見逃しなく!
※当日は床に座ってリラックスした状態での鑑賞をお薦めいたします。ぜひご自身のお気に入りのクッションをご持参ください!
世界初演:ミリアン・モリ+三鷹台カルテット
笙(しょう): 五月女愛、中村華子、三浦礼美、出会ユキ
エレクトロニクス: ミリアン・モリ
作曲: ミリアン・モリ、協力 三鷹台カルテット
プログラム
第1楽章
間奏曲
第2楽章
間奏曲
第3楽章
日時:2024年7月1日(月曜日)、開場18時30分、開演19時00分
会場:WALL_alternative (〒106-0031東京都港区西麻布4丁目2-4)地図
チケット料金:3300円(消費税込み)
申込み:ArtSticker(アートスティッカー)
共催:WALL_alternative、在日スイス大使館/ Vitality.Swiss
※当日は床に座ってリラックスした状態での鑑賞をお薦めいたします。ぜひご自身のお気に入りのクッションをご持参ください!
ミリアン・モリ/Milian Mori (作曲家、デジタル・アーティスト)
ソロ活動の一環として、ダンス、アルゴリズム、ピクセル、クラブミュージックを融合した作品を展開している。過去13年間で、ダンス・ミュージックに共通するボキャブラリーを拡張、投影、再解釈することを目的とした、独自の音楽言語を開発してきた。テクノロジーと自然、二項対立と流体、アルゴリズムと精神性、二元論と三元論、機械と人間、ランダム性と自己の類似性。それらが出会うこと、また数学・幾何学・データを感情・ダンス・充実感をもって結合させることに深い関心をもっている。彼は全ての作品において、二元論を超える空間をあらたに開こうとしており、作品自体が回答し、また疑問を呈することは目的としていない。
五月女愛(笙): 国立音楽大学作曲学科卒業。笙を多忠輝、宮田まゆみの各氏に師事。2011年より伶楽舎所属し、ジャポニスム2018(パリ)、ジャパン・ソサエティー・パフォーミング・アーツ2019(ニューヨーク)などに出演。
中村華子(笙): 国立音楽大学大学音楽学学科卒業。2006年、文化庁新進芸術家国内研修制度研修生に選ばれる。伶楽舎所属。国内外での笙の演奏に力を注ぐ。
三浦礼美(笙): 東京生まれ。国立音楽大学で音楽学を学び、笙に魅せられる。宮田まゆみ、豊英秋、芝祐靖の各氏に師事。大学在学中の1994年に雅楽奏者としての活動を開始。卒業後、伶楽舎に所属し、国立劇場、サントリーサマーフェスティバル、ウルティマ音楽祭など、世界各地で演奏活動を行う。
出会ユキ(笙): 笙を多忠輝宮内庁楽部総監督、多忠純氏に師事。笙を始め、新曲委嘱など笙の可能性を広げることに力を注いでいる。
後援・協力:Burgergemeinde Bern、Vitality.Swiss、Swissnex、ベルン州、ザンクトガレン州、ベルン市、ザンクトガレン市
映像:制作会社 JKD Collective、 監督/元プロデューサー: ブルース・イケダ(JKD Collective)、プロデューサー: 岡崎圭(JKD Collective)、プロダクション・マネージャー :高野 寛地 撮影監督:クリス・ルッズ、第2カメラ:ディクソン・ワン、アシスタント・カメラ:ハビエル・サベー、音響:山口宜大、スタイリスト:青山新、 メイクアップアーティスト:齊下幹
共催:
WALL_alternative
アートを軸に音楽・カルチャーの交差する風景を、東京・西麻布から発信する拠点。 ナチュラルワインを中心としたカウンターバーを併設し、多様な人が有機的に混ざり合う夜のたまり場。 エイベックスが手掛ける現代アートを中心とした作品を展示・販売するアートギャラリーを軸に、カウンターバーを併設したオルタナティヴ・スペース。
在日スイス大使館 / Vitality.Swiss
Vitality.Swiss(バイタリティ・ドット・スイス)- ゆたかな未来って?は、在日スイス大使館がスイス関連機関や日本のパートナーと共に進める、2025年に開催される大阪・関西万博に向けたコミュニケーション・プログラム。2024年の今年は、スイスと日本の国交樹立160周年を祝う「Swiss Vitality Days」も開催予定。詳細はVitality.Swissをご覧ください。
ストーリーのカバー:
© Milian Mori