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スイスパビリオンで「地球」を再発見しよう

スイスパビリオンの最後の企画展示「地球」では、スイスの持続可能性と環境イノベーションにおけるリーダーシップをご紹介します。脱炭素化や生態系再生を目指す先進的な取り組みを体験いただけます。
ぜひお越しいただき、スイスのイノベーション精神が、地球と未来の世代のためにどのような解決策を生み出しているのかをご覧ください!

ドローンとeDNAによる生物多様性モニタリング by WSL and ETH Zurich

大々的な生物多様性モニタリングを広範囲に、遠隔地で、あるいはアクセスが悪い地域で行うのは困難です。ロボット工学と迅速なeDNA(環境DNA)解析を融合した新しいアプローチにより、この問題を解決することができます。専用ドローンが森林の樹冠(上部)を素早く飛行しながらeDNA(環境DNA)サンプルを採取し、その場で即時解析します。このシステムは、迅速な生物多様性評価を実現するため、eDNA(環境DNA)の大規模自動採取に向けた取り組みを前進させています。

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IceAgeCam: スイスのタイムマシン by the University of Lausanne

このスイスの「タイムマシン」は、地球上最後の氷期から未来にわたってスイスの氷河地形の変遷をご覧いただけるようにするものです。映像は、最先端の氷河・気候モデルと、AIが生成した衛星画像風のビジュアルを組み合わせ、スイスの3D地形モデル上に投影することで作られています。地質学、氷河学、そして気候記録から得られる知見を統合して拡張された景観は、今日の地球温暖化を、地球の長い氷河史という、より広範な文脈の中に位置づけてくれます。これにより、気候変動に対して氷河がいかに脆弱であるかが示されるのです。

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大気中のCO₂を「採掘」する by EMPA

地球の生態系が取り返しのつかないダメージを受けるのを防ぐには、大気中のCO₂を積極的に除去する必要があります。「Mining the Atmosphere」研究プロジェクトでは、CO₂ネガティブな素材(プラスチックやコンクリートなど)を開発中です。これらはCO₂を吸収・貯蔵すると同時に新たな価値を生み出し、CO₂排出社会からCO₂吸収社会への転換を支えるCO₂変換産業の実現を後押しします。

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Tor Alva - ロボットによる建築 by ETH, ZHAW and the Kyoto Institute of Technology

ロボットが建築のあり方を再定義しつつあります。ロボットによって3Dプリントされたこれらの空洞のコンクリート柱は、2025年にスイスのアルプスにある Mulegns(ミュールグンス)村に建設された「TorAlva(トール・アルヴァ、白い塔)」のために開発されました。このタワーは、ロボット建設による構造物としては世界で最も高いものとなります。このようなロボット建築技術は、使用する材料を削減しつつ、デザインの自由度と建築における創造性を飛躍的に向上させます。

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赤サンゴ礁 by Rrreefs

サンゴ礁が失われつつあるなか、人工礁が見直されていることは、希望の光となっています。スタートアップのrrreefs社は、3Dプリンティング技術、科学、アートを融合し、サンゴ礁や魚の生息地を再生できる、積み重ねて使用するモジュール式の天然粘土製煉瓦をつくっています。2021年以来、rrreefs社は世界中の機関やコミュニティと連携し、サンゴ礁の再生と生物多様性のモニタリングに取り組んでいます。

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サーマル・ガバナンス by Università della Svizzera italiana

温暖化が進むにもかかわらず、都市には依然として、熱を管理するための都市全体を対象とした計画的な戦略がありません。この問題に取り組む新しい概念が「サーマル・ガバナンス」です。これは、建物がつくり出す日向と日陰が体感温度に与える影響を分析し、そのデータを都市計画政策に活用することで、市民にとってより涼しい都市の設計、建設、改修を目指すものです。

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A Taste of Good for Tomorrow by ネスレ

Good food, Good Life カンパニーのネスレは、良い食が、良い毎日、良い人生、良いいのちにつながると信じています。それは、一日一日、一食一食、良い未来へと進んでいくこと。ここでは、ネスレのすべての始まりである乳幼児の生命を守り続けた乳児用乳製品、ネスレの食とスイスの革新と日本のものづくりを掛け合わせた未来への取り組みの一部を、最新テクノロジーであるAI&ジェネラティブアートを駆使するアーティストSaeko Eharaのイメージと融合し、表現しています。

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