スイスで調査し収集した窓のドローイングと解説、スイスの建築家へのインタビューなど、6年間にわたる活動の成果をまとめた『Swiss Window Journeys Architectural Field Notes』。著者の貝島桃代ETHチューリヒ教授とスイスとゆかりのある建築家たちが、スイスの多様な窓、建築、さらには文化について語りあう、スイスの建築ファン要参加のトークイベントが開催されます!
貝島氏は、2017年から「建築のふるまい学」(Architectural Behaviorology)の講座を担当し、地域資源のアクターネットワークから、それらのアクセサビリティに寄与する建築デザインを考えることを通し、コミュニティの持続可能性を目的としたコモンズに関するスタジオおよびリサーチを行っています。『Swiss Window Journeys』は、スイスの窓と建築について、現地調査から収集した窓のドローイングと解説、スイスの建築家へのインタビューなど、6年間にわたる活動の成果をまとめたものです。
本イベントでは、スイスにゆかりのある建築家と共に、アルプスの特異な地形と地理が生み出したヨーロッパの交差点としてのスイスの多様な窓、建築、さらには文化について語り合います。
なお会場では、『Swiss Window Journeys Architectural Field Notes』 の書籍販売を予定しています。
また、窓研究所に掲載中の貝島氏によるインタビュー連載「窓のふるまい学[スイス編]連続インタビュー」 もぜひご覧ください。
日付:2024年6月22日(土)
時間:15:00-16:30(開場:14:30)
場所:建築会館ホール(〒108-8414 東京都港区芝5丁目26番20号)
スピーカー:貝島桃代(建築家/スイス連邦工科大学チューリッヒ校教授)
ゲスト:金野千恵(建築家)、髙濱史子(建築家)、常山未央(建築家)
入場料:無料
定員:130名(要事前申込)
申込期限:2024年6月19日(水)
※定員に達し次第締め切りとさせていただきますので、お早めにお申込ください。
お申込みはこちらのGoogle Formからお願いします。
イベント詳細 公益財団法人 窓研究所
このイベントでは託児サービスを実施いたします。
詳細・申し込みについては下記よりご確認ください。
概要・申し込みフォーム
主催:公益財団法人 窓研究所、一般社団法人 日瑞建築文化協会
後援:在日スイス大使館 / Vitality.Swiss
協力:日本建築学会 ヴォイス・オブ・アース デザイン小委員会、新建築書店 株式会社
グラフィック:江川拓未
貝島桃代
2017年よりスイス連邦工科大学チューリッヒ校教授として「建築のふるまい学」研究室を主宰。日本女子大学卒業後、1992年に塚本由晴とアトリエ・ワンを設立し、2000年に東京工業大学大学院博士課程満期退学。2001年より筑波大学講師、2009年から2022年まで筑波大学准教授。ハーバード大学デザイン大学院(2003、2016)、ライス大学(2014–15)、デルフト工科大学(2015–16)、コロンビア大学(2017)、イエール大学院(2023年)にて教鞭を執る。住宅、公共建築、駅前広場の設計に携わるかたわら、精力的に都市、郊外、農山村漁村調査を進め、著書『メイド・イン・トーキョー』、『ペット・アーキテクチャー・ガイドブック』、『コモナリティーズ』にまとめる。第16回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館キュレーター。2022年、ウルフ賞(芸術部門)受賞。
窓研究所
窓研究所は、窓を起点に研究事業・文化事業を展開する公益財団法人です。研究調査の実施、助成、出版・展示・講演等による研究成果の公表を事業の柱に、建築のみならず、多分野で活躍する国内外の機関や専門家と連携しながら、複眼的な議論の発展を目指し活動を推進しています。
日瑞建築文化協会
一般社団法人 日瑞建築文化協会(JSAA)は、日本とスイスの建築分野での交流のためのプラットフォームです。これまで日本においてスイスの建築分野における学生や実務者による交流が多く生まれてきました。両国の交流の発展を続けるために展覧会等の企画を通じて両国の建築文化を理解し、発信していく活動に取り組んでいます。