スイスの学生たちが描く宇宙の未来を、EXPO大阪・スイスパビリオンで体感しよう。ARIS(アカデミック・スペースフライト・イニシアチブ)は、30分ごとに15分間のライブプレゼンテーションを通して、学生主導の最先端宇宙技術を紹介します。回転デトネーションロケットエンジンから氷の月探査用自律型グライダーまで、スイスの次世代エンジニアやリーダーが開発した革新的なプロジェクトをご覧ください。挑戦が、現実の宇宙技術へと変わる瞬間をお見逃しなく。
ARISに会おう ― アカデミック・スペースフライト・イニシアチブ:スイスの学生による宇宙開発の最前線がEXPO大阪・スイスパビリオンに登場
2017年に設立されたARIS(Academic Spaceflight Initiative)は、ETHチューリッヒ、ZHAW、チューリッヒ大学、OSTなどスイスの主要大学から250名以上の学生を結集し、学際的なチームで航空宇宙システムの設計・製造・打ち上げに取り組んでいます。
ARISは、学生の野心を革新に変えるプラットフォームです。メンバーは自らチームを率いて、観測ロケット、CubeSat(超小型衛星)、自律型システムなどを開発しながら、エンジニアリング、リーダーシップ、協働の実践経験を積んでいます。その成果は、学生プロジェクトの枠を超え、実際の宇宙開発に匹敵する複雑性を持つものとなっています。
EXPO大阪では、ARISの2つの革新的プロジェクトを紹介するライブプレゼンテーションを30分ごとに実施します(各15分間):
– 回転デトネーションロケットエンジン(RDRE) ― 宇宙への到達方法を根本から変える可能性を秘めた画期的な推進技術
– 自律型水中グライダー ― 地球の極地環境での運用を想定し、氷の衛星(例:エウロパ)の探査に向けた先駆けとなるシステム
プレゼンテーションはすべてプロジェクトを担当する学生が行い、挑戦・成果・情熱のリアルな声をお届けします。英語での発表は17:00と20:00に実施されます。
ARIS出身の多くの学生は、現在ヨーロッパや米国の宇宙機関で活躍しています。その一人、**ラベア・ロッゲ(Rabea Rogge)**は、ARISでの経験を経て、ドイツ初の女性宇宙飛行士に選ばれました。

開催概要
スイスパビリオンで、30分ごとに行われる15分間のショーケースをお見逃しなく。スイスの学生たちが、RDRE(回転デトネーションロケットエンジン)や氷の月探査を想定した水中ロボットなどのプロジェクトで、いかにイノベーションを推進しているかをご覧いただけます。
英語プレゼンテーション:17:00–17:15 & 20:00–20:15