2023年2月1日、日本の報道関係者やスイスのパートナーが見守る中、駐日スイス大使公邸において、2025年国際博覧会のスイスパビリオンの概要とデザインが発表されました。パビリオンは、「軽さ」「持続可能性」「スイスの品質」をキーワードに、「ライフ(生命)」「プラネット(地球)」「オーグメンテッドヒューマン(人間拡張)」という3つのコアテーマを通じて、スイスのイノベーション力と持続可能性を紹介します。
2023年2月1日、在日スイス大使館とプレゼンス・スイスは大阪と東京で記者会見を行った後、スイス大使公邸でレセプションを開催し、報道関係者、スポンサー、パートナーの方々に向けて、スイスパビリオンのデザインと模型を公開しました。東京での記者会見の冒頭では、日本国際博覧会協会事務総長石毛博行氏とスイス連邦陳列区域政府代表のマヌエル・サルチリ氏が、2025年大阪・関西万博へのスイスの公式参加を確認する契約書に署名しました。その後、アンドレアス・バオム駐日スイス大使とともに、スイスパビリオンの模型を公開し、会場を沸かせました。本パビリオンは「生命(ライフ)」、「地球(プラネット)」、「オーグメンテッド・ヒューマン(人間拡張)」の3つのテーマを通じて、ライフサイエンス、健康、栄養、サステナビリティ、AI、ロボティクスにおけるスイスの最先端技術を紹介します。
2025年日本国際博覧会で最少のエコロジカル・フットプリント
本万博のスイスパビリオンは、緑豊かな景観の中に5つの「球体」を埋め込んだ球体建築が印象的なだけでなく、本万博内で最もエコロジカル・フットプリントの少ないパビリオンとなることでしょう。展示室のシェルは、軽量構造で支えられたフォイルで構成されています。重量は400kg以下と従来の建築物の1%程度で、2〜3台の運搬用自転車で運ぶことができます。このフォイルはリサイクル可能で、万博終了後は特別にデザインされた家具に加工される予定です。
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2つの記者会見に続き、夕方にはスイスの企業から70名のゲストを集めて、レセプションが開催されました。オープニングでは、バオム大使と2025年日本国際博覧会日本政府代表の羽田浩二大使が、スイスと日本の絆を強調する挨拶を行いました。続いて、マヌエル・サルチリ代表が、マヌエル・ヘルツ建築事務所のマヌエル・ヘルツ氏、ニュスリ社のマーク・ブライテンモーザー氏、ベルプラット・パートナー 社のイヴァン・フンク氏らのデザイン・制作チームによるコメントとともに、スイスパビリオンのコンセプトとデザインを紹介しました。最後に、2025年大阪・関西万博のEXPO共創プログラムディレクターであり、「Vitality.Swiss」アンバサダーの齋藤精一氏が、重量、リサイクル性、再利用性という観点から先鋭的なビジョンを提示するこの革新的プロジェクトについて意見を述べ、プレゼンテーションを締めくくりました。スイスパビリオンのキーワードは、「軽さ」、「持続可能性」、「スイスの品質」です。
2025年万博への道はまだ始まったばかりです。スイスは今後2年間、2025年大阪・関西万博に向けたコミュニケーションプログラム「Vitality.Swiss」を通じて、パビリオンの中核となるテーマを探求していきます。
ストーリーのカバー:
© スイス連邦外務省 プレゼンス・スイス