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スイスパビリオンで「生命」とは何かを体感しよう!

新展示では、最先端の研究やイノベーションが、より健康で、スマートで、持続可能な未来をどのように切り拓いているのかをご紹介します。量子コンピュータやAIから、個別化医療や環境モニタリングに至るまで、スイスの技術は、人々の暮らしをより長く、より良いものにし、医療・教育・テクノロジー分野の地球規模の課題解決に貢献しています。以下7つのプロジェクトについて、詳しくご覧ください。

ブロッホ球上の量子ビット by NCCR SPIN

量子コンピューティングの最大の課題は、基本単位である量子ビットの作成です。これには継続的な研 究が必要で、何度も失敗することから革新が生まれます。このアート・インスタレーションは、量子ビット実験から廃棄されたデータを「ブロッホ球」で表現し、試行錯誤や協働が未来の量子技術と社会を形成する様子を描いています。

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チップ上の脳神経回路網 by ドゥンキー智也/MaxWell Biosystems AG

脳細胞はネットワーク内の微小な電気信号によってコミュニケーションをとっています。これを高解像度で読み取るために、実験室で培養された複数のミニ脳モデルがマイクロ電極グリッド上に接続されています。これによりチップ上に脳回路が作られ、複雑な脳構造と機能の複製を助け、研究者が健康な脳と疾患のある脳の両方の反応を研究することを可能にしています。

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AIによる花粉予報 by METAS & MeteoSwiss

世界人口の20%以上が花粉症に悩んでいます。症状管理をより良くするためには、リアルタイムのデータが不可欠です。SwisensPoleno装置は、空気中の粒子を検出するために高度な技術とAIを採用しています。これらのデータはスイス気象庁(MeteoSwiss)の予測モデルに統合され、日常生活を快適にするために花粉の最新情報をリアルタイムで提供します。

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JPEG DNAによるデータ保存 by EPFL, EPFL+ECAL Lab and Cultural Heritage & Innovation Center

自然界から着想を得たJPEG DNAは、未来の世代のために画像を保存する革新的で持続可能な方法を提示します。わずか60gのDNAに、1兆枚の画像を格納することが可能で、人類がこれまでに撮影したすべての写真を保存しても、その重さは1kg未満と靴箱に収まるほどで、数千年にわたって保存できる設計になっています。

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Neur-xplorer by ローザンヌ大学病院

脳の解析は非常に複雑であるため、精神疾患の診断は遅れがちで、根本的な原因に対処できないことがあります。Neur-xplorerはこれを変えようとしています。ホログラフィック顕微鏡と細胞のリプログラミング技術を駆使し、患者自身の生きた神経細胞を解析することで、より早い段階での診断を可能にし、個人に最適化された予防医療の実現を目指します。

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MIRACLEIIによる外科手術 by バーゼル大学

MIRACLEIIプロジェクトは、複雑な外科手術をより簡単かつ安全にするために新しい技術を組み合わせています。超人的な精度で骨を切断するロボット誘導レーザー、数秒で完璧なインプラントをデザインするAI、手術室内で直接インプラントを製造する3Dプリンター、そして手術のプランを大幅に向上させる仮想現実技術を構想・開発しています。

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ロボットによるケア by ZHAWチューリヒ応用科学大学

高齢者や身体が不自由な方にとって、可能な限り自分の力で生活できるように自立性を保つことは重要です。将来的にロボットによる身体的サポートによって、自立が可能になります。ロボットケアプロジェクトでは、脳から着想を得たAI技術を開発しています。ロボットの安全性、俊敏性、環境認識能力が向上し、ロボットはより優れたアシスタントやパートナーとなるでしょう。

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三部構成の企画展示の第2章が始まりました。スイスパビリオンで展開される「生命」展をぜひご体験ください。皆さまのご来場とご感想を心よりお待ちしております。