アジア最大級のスタートアップ・カンファレンスSusHi Tech Tokyo 2025において、スイステック・パビリオンは科学技術と持続可能性の最前線で活躍する革新的なスイスのスタートアップ10社を紹介して注目を集め、最も革新的なパビリオンとしてSusHi Tech Award 2025を受賞しました。この受賞は、スイスが掲げるオープンイノベーション(社内外の知識や経営資源を相互に活用し、価値あるイノベーション創出を目指す)への大胆な取り組みと、産学官の連携によりスタートアップの成長を実現するスタートアップ・エコシステムの世界規模での形成においてスイスが果たす積極的な役割を象徴しています。

オープンイノベーションにおけるスイスの強みが高評価を獲得
最先端の取り組みを行う企業が世界中から集結したSusHi Tech Tokyo 2025で、スイステック・パビリオンは最も革新的なパビリオンに選出されました。世界各国から数多く出展されたパビリオンの中から選ばれてのこの受賞は、スイスのスタートアップ・エコシステムの強靭さと、出展した先駆的なスイス発スタートアップ10社の影響力を鮮明に示しました。AVAtronicsは審査員に強い印象を与え、700のスタートアップが参加したピッチコンテスト「SusHi Tech Challenge 2025」においてトップ8に進出しました。またInveelとAVAtronicsは、権威ある「けいはんなグローバルアクセラレーションプログラムプラスKGAP+」に選出されました。各社は、AI診断、持続可能エネルギー、ロボティクス、ソフトウェア革新などそれぞれの分野で解決策の提案を行い、世界中の参加者から強い関心が寄せられました。
スイステック・パビリオンは、スタートアップ各社が小池百合子東京都知事と面談するなど、スタートアップと関係者とが直接対話する貴重な機会を提供しました。また、スイスのイノベーションが国際舞台で果たす重要な役割を明示しました。
「スイスは長期にわたり、科学技術とイノベーションの最前線を牽引してきました。このSusHi Tech Award 2025は、大胆な発想と国際的な協力によって未来を形作るというスイスの使命を再確認する場となります」
—フェリックス・メスナー在大阪スイス領事兼スイスネックス・ジャパンCEO
スイステック・パビリオン
スイステック・パビリオンでは、スイスのスタートアップが、ベンチャーキャピタル、コーポレートベンチャーキャピタル、投資家、地域社会と直接交流する機会が提供され、ビジネスパートナーとなる可能性がある関係者との間で情報共有や意見交換が行われました。スタートアップ創業者たちは、ネットワークを広げ、イノベーションと科学技術分野での最新の動向について情報収集を行いました。

SusHi Tech Tokyo 2025におけるスイステック・パビリオンは、プレゼンス・スイス、スイス・ビジネス・ハブ・ジャパン、イノヴォー、スイス・グローバル・エンタープライズ、イノスイス、在日スイス大使館、展示会・プロジェクト委員会(TFPC)、ディープテックネーション・スイス、在日スイス商工会議所(SCCIJ)の協力を得て、スイスネックス・ジャパンが実現させました。また、先進的な取り組みを行うスイスの事業者が日本での機会を探り実現につなげるためのアクセレータープログラム「スタートアップ・キャンプ」の一環として、イノスイスが後援し、スイスネックスが運営を担当しました。
スイステック・ピッチ・ナイト
今回の一連のイベントは、駐日スイス大使公邸で開催されたピッチ・ナイトで幕を開けました。5月7日、スイスネックス・ジャパンとスイス・ビジネス・ハブ・ジャパンは、ベンチャーキャピタル、コーポレートベンチャーキャピタル、イノベーションリーダーが集う特別イベント、ピッチ・ナイトを共同開催しました。公式レセプションは、ロジェ・ドゥバッハ駐日スイス大使からの歓迎の言葉で始まり、フェリックス・メスナー在大阪スイス領事兼スイスネックス・ジャパンCEOが、スイスの強靭なスタートアップ・エコシステムの概要を紹介しました。その後、スタートアップがピッチを行い、スイス・ビジネス・ハブ・ジャパンのルカ・サポリタがスイスのイノベーションの概観を報告しました。
2025年大阪・関西万博におけるスイステック
特筆すべきは、SusHi Tech 2025終了後に、スイステックのスタートアップが大阪でも注目されたことでした。
スタートアップ各社は、スイスネックス・ジャパンとスイスパビリオンでそれぞれ開催された2つの重要なイベントでピッチを行いました。これにより、スイステック・スタートアップ企業による代表団がスイスパビリオンで初めて共同でピッチを行い、招待された関西地域の投資家、ベンチャーキャピタリスト、業界リーダーの関心を集めました。本イベントは、スタートアップ各社と業界関係者が意見交換を行い、スイスと日本の協働およびスタートアップの無限の可能性を改めて確認する好機となりました。