「Nobel Talks – Designing Progress Together(ノーベル・トークス 〜ともに進歩を築く〜)」は、ノーベル賞受賞者および現代を代表する優れた思想家たちを迎えた、メタバース上で開催される初のバーチャル講演シリーズです。Metapeace協会が主催し、チューリッヒ大学(UZH)ブロックチェーンセンターの協力を得て実施される本シリーズは、2025年に大阪で開催される万博「Expo 2025」にあわせて開始され、同年5月から10月まで開催されます。
この講演シリーズは、万博のメインテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に対する独立した貢献であり、デジタル空間における進歩・平和・社会変革に関するグローバルな対話の促進を目指しています。講演は、チューリッヒ大学ブロックチェーンセンターが設計した「Expo 2025」のバーチャル・スイスパビリオンからライブ配信されます。同センターは、チューリッヒ大学の学際的な研究機関です。
Nobel Talksは、開かれた・アクセスしやすい・グローバルな、デジタル空間における新たな科学交流の形を創出します。世界中の若者や専門家が未来志向の問いとともにメタバースに参加し、科学と技術を変革的な発展と平和の礎として体験できるようにすることが、このプロジェクトの目的です。
開催概要
- 2025年5月19日 (月)梶田 隆章(かじた たかあき)、ノーベル物理学賞受賞者
- 2025年6月19日(木)16:30(日本時間)/09:30(中央ヨーロッパ夏時間)※予定、Eric Maskin氏(米国)、ノーベル経済学賞受賞者, ノーベル・トーク 「メカニズム・デザイン入門」+ライブ質疑応答セッション
- 2025年7月17日(木)16:30(日本時間)/09:30(中央ヨーロッパ夏時間)、Didier Queloz氏(スイス)
ノーベル物理学賞受賞者 - 2025年9月24日、Hans Rudolf Herren氏(スイス)、ライト・ライブリフッド賞(別名「もう一つのノーベル賞」)受賞者
- 2025年10月(日程調整中)、Aaron Ciechanover氏(イスラエル)、ノーベル化学賞受賞者
次回のイベント
- 2025年7月17日(木)16:30(日本時間)/09:30(中央ヨーロッパ夏時間)、Didier Queloz氏(スイス)
ノーベル物理学賞受賞者。講演終了後にはライブQ&Aセッションを実施予定です。2019年ノーベル物理学賞受賞者であり、ケンブリッジ大学ジャクソニアン教授、ならびにチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)物理学教授を務めるディディエ・ケロー教授とともに、科学における最も深遠なフロンティアの一つ──地球外生命の探索──を探求しましょう。1995年に初めて他の恒星を周回する惑星を発見し、ノーベル賞を受賞したことで広く称賛されるケロー教授は、爆発的に進展している系外惑星研究の世界へと私たちを案内します。多様な惑星の姿、大気中の生命兆候(バイオシグネチャー)、さらには生命の起源に関する新たな手がかりに至るまで──この講演は、系外惑星革命がいかにして私たちの宇宙における位置づけを変えつつあるのかを鮮やかに描き出します。
バーチャル・スイス館へのアクセス
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