スイス人アーティストで料理人のマヤ・ミンダー（Maya Minder）と、作家でキュレーターのエベン・シャルドロネ（Ewen Chardronnet）が、エコロジーの転換期における藻類の可能性を探るドキュメンタリー・エッセイ。1949年に紅藻類のライフサイクルに関する重要な科学的発見をし、戦後の日本における海苔養殖の隆盛に貢献したイギリスの藻類学者、キャサリン・ドゥルー・ベーカーの遺産を巡る。作品ではドリューを「海の親」として、彼女が戦後の九州に植え付けた貢献を称え、気候変動という新たな試練に立ち向かうレジリエンスへのインスピレーションを求める。映画にも登場するSHIBAURA HOUSEでの試写会。
上映日程および会場
6月12日（水）13:30～15:30｜宇土市 網津防災センター
主催：宇土市水産振興室
本上映会は、映画にも出演された宇土市長のご挨拶により開幕、続いて監督エベン・シャルドロネによる短いプレゼンテーションが行われます。有明海の南西に位置する宇土市で、この映画の多くの場面が撮影されました。藻類学者キャサリン・ドゥルー・ベーカーに毎年捧げられる神道儀式も登場しています。上映後には、市役所関係者や地元および県内の漁業関係者とのディスカッションが行われる予定です。
6月13日（木）10:00～11:30｜上天草市 熊本県水産研究センター
主催：熊本県水産研究センター
熊本県水産研究センターの新館長が組織する本上映会で、研究者と地域住民が一堂に会します。映画にご出演の嶋田由美子さんとご家族が特別ゲストとして参加予定です。通訳は熊本県国際課のデイヴィッド・ヴァルモラン氏が務めます。
6月18日（火）18:30～20:00｜横浜日仏学院
主催：横浜日仏学院 / 共催・会場：象の鼻テラス
本上映会は「横浜フランス月間2025」の一環として開催されます。上映後には監督エベン・シャルドロネによるトークセッションが行われます。
映画の詳細は公式サイトをご覧ください：https://uminooya.movie/
ストーリーのカバー：
© Umi no Oya, Ewen Chardronnet and Maya Minder