クオンタム・エイジを実装する高内外のトッププレイヤーたちが終結する「WIRED Futures Conference 2025」。そのDAY1(9月29日)「量子」のセッション2にスイスが登場! 量子技術が拓くスイスと日本の共創とインパクト について最新情報を交えた議論を繰り広げます。
私たちは今、量子時代に足を踏み入れています。人工知能(AI)はかつてないスピードで進化を遂げ、量子コンピューティングは理論から現実へと移行しつつあります。これらの技術が融合することで、AIの膨大な計算需要に応え、2030年代を変革的なブレークスルーの10年へと導くことが期待されています。
この新時代を形作る世界のトップイノベーターたちが一堂に会し、2日間にわたって最先端テクノロジーを探求する「WIRED Futures Conference 2025 」。その初日の9月29日は「Quantum(量子)」がテーマ。ここでスイスは特別セッションを通じ、スイスと日本がいかに連携し、量子時代をリードしているかを紹介します。
スイスと日本の先駆的な量子研究とエコシステムが結びつくことで、とのように研究機関、グローバル企業、そして俊敏なスタートアップの協働を生み出し、ブレークスルーを加速させることができるのか。そして、既存インフラを活用し、大胆なアイデアを現実のインパクトへと変えていく環境を生むためには何が必要なのか。
具体的な事例やベストプラクティス、そこから得られた知見を通じて、この私たちのパートナーシップが次なる量子技術の波をどう駆動しているかを明らかにします。
スイス、そして世界が、量子技術の最前線で未来をどう形作っているのか――ぜひその一端をご体感ください!
WIRED Futures Conference 2025
AI + QUANTUM
日時 2025年9月29日(月)〜 9月30日(火)13:00〜19:00
会場 EVENT SPACE EBiS303 イベントホール
(東京都渋谷区恵比寿1丁目20−8 エビススバルビル3階)
参加費 無料 要登録
登録・全プログラムはこちら:WIRED Futures Conference 2025
スイスセッション―DAY 1 Session 2
9月29日(月)15時~16時
スイス × 日本 量子技術が拓く共創とインパクト
Building a Stronger Ecosystem – Switzerland × Japan
登壇者:
トーマス・シュルテス(スイス国立スーパーコンピューティングセンター(CSCS)センター長)× アレクサンドル・ポシャール(スイス電子工学・マイクロナノテクノロジー・センター(CSEM)最高経営責任者)× 小栗伸重(ソフトバンク株式会社 データ基盤戦略本部 担当部長)× 森 旭彦(『WIRED』日本版 コントリビューティング・エディター/サイエンスライター)
協力:スイス連邦外務省 プレゼンス・スイス、在日スイス大使館、在日スイス大使館科学技術部

アレクサンドル・ポシャール、スイス電子工学・マイクロナノテクノロジー・センター(CSEM)最高経営責任者
スイス連邦工科大学チューリヒ(ETH Zurich)で物理学を学び、スイス連邦工科大学ローザンヌ(EPFL)でマイクロテクノロジーの博士号を取得。精密製造、デジタル技術、持続可能エネルギー分野に注力するCSEMに参画する以前は、量子スタートアップとして世界の注目を集めたID QuantiqueやシリンコンバレーのNova Crystalsなどで、活躍。インテルの米フォトニクス技術研究所において、6年間にわたりコンサルタントとして活動していた。「INDUSTRY 4.0 – THE SHAPERS 2019」や「Digital Shapers 2021」など受賞多数。https://www.csem.ch/en/
トーマス・シュルテス、スイス国立スーパーコンピューティングセンター(CSCS)センター長、
スイス連邦工科大学チューリヒ(ETH Zurich)計算物理学教授。ETH Zurichで物理学を専攻し、1994年に表面物理学分野の研究で博士号を取得。91年設立のスイス国立スーパーコンピューティングセンター(CSCS)は最先端の高性能計算システムを開発・運用し、高解像度シミュレーションから複雑なデータ解析まで広く活用されている。また、同センター内には国内外の研究者が審査を経て利用できるユーザーラボがある。CSCSのリソースは学術界だけでなく産業界にも提供されている。https://www.cscs.ch/
小栗 伸重(おぐり・のぶしげ)ソフトバンク株式会社 データ基盤戦略本部 担当部長
慶應義塾大学環境情報学部卒。インターネット黎明期に富士通や富士ゼロックスで、Webサービス開発、データセンター構築を担当。シリコンバレー拠点と共同でクラウド事業企画、シンガポール駐在でアジア市場への展開を経験。フィックスターズで広報・マーケティング担当役員に就任。現職ソフトバンクでは、量子コンピュータ・AI事業の技術統括部門に所属し、量子産業コンソーシアム、Q-STARの広報チームを率いて、スイスを含むグローバルエコシステム創出を推進。
森 旭彦 (もり・あきひこ)『WIRED』日本版 コントリビューティング・エディター/サイエンスライター
最先端のテクノロジーやサイエンスと人間性の間に起こる相互作用や衝突について、『WIRED』日本版を中心に執筆するほか、多様な作品の制作を行なう。近年は量子コンピューターに関するプロジェクトに携わる。ロンドン芸術大学大学院、Media, Communications and Critical Practice修士課程修了。Salzburg Global Seminar フェロー。京都在住。https://mojimoji.co