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innovation 公開イベント#swisspavilion

伝統工芸 × テクノロジーの未来像

伝統工芸は、最先端テクノロジーと出会うことでどのように新たな命を吹き込まれ、未来へと進化していくのでしょうか。本イベントは、チューリッヒ・デザイン美術館とスイスネックスによる国際プロジェクトの一環として、テクノロジーが伝統に与える可能性を探る場となります。日本の型紙文化に着想を得た松永昂史によるCG映像作品《Mirage》の上映に加え、メディアアーティスト・落合陽一氏を迎えたトークセッションを通じて、伝統と革新が交差する未来のかたちを展望します。

急速な変化が続く時代において、伝統工芸を再解釈することは、未来への継承の道となり得るのでしょうか。スイスネックス・ジャパンは、第6回スイスネックス・ウィンドウ展示シリーズとして「伝統工芸 × テクノロジーの未来像」を開催します。本展は、チューリッヒ・デザイン美術館とスイスネックスによるグローバルプロジェクトの一環として、文化とテクノロジーの対話を通じて、伝統と革新の力強い融合を体感していただく場です。21世紀における文化遺産の新たな可能性を、共に考える機会となるでしょう。

本イベントの中心には、ビジュアルアーティスト・松永昂史氏によるCG映像作品《Mirage》の上映があります。チューリッヒ・デザイン美術館のコレクションにも所蔵されている、日本の伝統的な染色用の型紙「型紙(かたがみ)」に着想を得て制作された本作は、緻密な文様がデジタルの世界で躍動する、記憶と想像力が交差する映像体験です。過去と未来、日本とスイスをつなぐ詩的な作品として、観る者を魅了します。

また、筑波大学デジタルネイチャー研究室を率いるメディアアーティスト・落合陽一氏による基調講演も開催されます。アート、科学、テクノロジーの融合をテーマに活動を続ける落合氏は、3Dプリンティングや計算デザイン、AR(拡張現実)などを駆使し、伝統工芸に新たな息を吹き込む独自のアプローチを紹介します。持続可能性と文化的意義、先端技術の共存が生み出す可能性に迫ります。

デザインやテクノロジー、文化遺産に関心のあるすべての方に向けて──本イベントは、伝統がいかにして現代に息づき、予想を超えたかたちで進化していくのかを共に想像する場となることでしょう。

参加登録はこちらから:https://zfrmz.eu/i3Rt3y76L8FqNIlcLJ13

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開催概要

17:00 – スイスネックスより開会のご挨拶 

17:05 – オープニング:ゾフィー・グロスマン(チューリッヒ・デザイン美術館、オンライン参加) 

17:15 – プレゼンテーション:松永昂史による映像作品《Mirage》紹介 

17:30 – パネルディスカッション:落合陽一 × 松永昂史(モデレーター:吉本英樹) 

18:00 – 質疑応答セッション 

18:15 – パビリオン・ツアー 

18:45 – ネットワーキング・レセプション 

20:00 – 閉会