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スイスパビリオンの起工式

2024年3月19日(火)、大阪の夢洲で、2025年大阪・関西万博への重要な節目となるスイスパビリオンの起工式が行われました。この公式行事を記念し、プレゼンス・スイス(スイス連邦外務省内対外広報機関)、在日スイス大使館、在大阪スイス領事館は終日に渡るプログラムを実施し、日本・スイス両国から多くの来賓や長年のパートナーをお迎えしました。スイスチームはスケジュールを守るという約束を果たせることを嬉しく思うとともに、2025年4月13日にはスイスのイノベーションをご紹介する超軽量パビリオンを来館者に公開するため、その扉を開く予定です。本日公開の新しい完成予想図と紹介ビデオをぜひご覧ください。

2025 年大阪・関西万博 スイスパビリオンの起工式

3月19日、大阪の夢洲でスイスパビリオンの起工式が行われました。この公式行事を記念し、プレゼンス・スイス(スイス連邦外務省内対外広報機関)、在日スイス大使館、在大阪スイス領事館/Swissnex in Japanは終日に渡るプログラムを実施し、日本・スイス両国から多くの来賓や長年のパートナーをお迎えしました。神事を含む夢洲での式典にはスイス連邦外務事務次官のマルクス・ザイラー、スイス連邦陳列区域政府代表のマヌエル・サルチリ、2025年日本国際博覧会協会副事務総長の櫟真夏氏、プレゼンス・スイス代表臨時代理のアレクサンドル・エデルマン、駐日スイス大使アンドレアス・バオム、在大阪スイス領事フェリックス・メスナー、ニュスリグループ最高経営責任者アンディ・ベクリ氏、鉄建建設株式会社執行役員副社長の藤森伸一氏が出席しました。

起工式に続いて記者発表会が行われ、在大阪スイス領事館主催による夜のレセプションには大阪府知事吉村洋文氏、2025年日本国際博覧会協会事務総長石毛博行氏らの来賓とともに、2025年大阪・関西万博の公式マスコットキャラクター「ミャクミャク」も出席しました。

スイスが建設するスイスパビリオン 万博に向けて準備万端

2024年2月22日にスイスパビリオンに対する仮設建設許可が下りました。この重要な段階を経て、国際博覧会の工期に沿った建設がスタートします。総合建設業者のニュスリ社は、鉄建建設株式会社という信頼のおける日本の建設業者をパートナーとして協業することにより、建設手順を簡素化することが可能です。万博開会式までの予定は次の通りです。

• 2024年10月、コア・シェルの建設完了予定
• 2025年2月28日、建設完了証明書を取得予定
• 2025年3月13日、使用者許可証明書を取得予定

サステナブルな建設への貢献

万博はサステナブルな未来に向けての専門的知識を分かち合う場です。特に、非常に軽量な膜を「球体」に使用することにより、可能な限り環境への負荷を少なくしたパビリオンを建設することによって、このダイナミクスに貢献することが私たちの目標です。ニュスリ社や専門家と協業することによって、パビリオン建設の負荷を計測し、サステナブルな方法を推進します。スイス連邦陳列区域政府代表マヌエル・サルチリは「大阪での展示構造はスイスがこれまで万国博覧会で建設したパビリオンで最軽量となるでしょう」と述べています。

確かなパートナーシップ、その核はイノベーション

軽量で相互に接続された4つの球体が来場者を迎え、スイスのイノベーションの真髄を体験する不思議な世界に導きます。双方向性があり情報に触れられるプレイグラウンドではイノベーションと創造性に係わるスイスの卓越性を紹介します。万博会場を一望する屋上は来賓を招いたりイベントを開催したりするのに最適です。

スイスパビリオンのプログラムや展示は、国内外でスイスのイノベーションに係わる関係者やパートナーをつなぐスイスネックス・ネットワークの協力と共に作成され、3つの主要テーマに沿っています。それぞれのテーマと期間は以下の通りです。

• オーグメンテッド・ヒューマン(人間拡張)(ロボティクス、人工知能、拡張現実・仮想現実):2025年4月13日 ― 6月4日
• 生命(ライフ)(生命科学、教育、健康、栄養):2025年6月5日 ― 8月12日
• 地球(プラネット)(環境、サステナビリティ、気候、エネルギー):2025年8月13日 ―10月13日

また、プログラムは万博協会の提案する8つのテーマ週間とも連動します。万博主催者や他の参加国と共に、スイスは世界的な課題に関する議論に積極的に貢献したいと願っています。

在日スイス大使館と在大阪スイス領事館 / Swissnex in Japanが実施し、Team Expoの共創パートナーとして正式に登録されているVitality.Swiss(バイタリティ・ドット・スイス)プログラムは、気候変動、グローバルヘルス、高齢化社会、デジタル化などの共通する課題に対する解決策を探ることによって、万博に向けてさらなる展開を見せています。

官民パートナーシップ

スイスパビリオンにはスイスの強みを代表する官民の関係者が関与し、日本でスイスを紹介する場を設けます。たとえば、デザイン(USM)、ファッション(Bally)、フレグランス(Firmenich)、ガストロノミー(Swiss Wine Promotion)などの業界のスイス企業数社がパートナーとなることを表明しています。今後も企業とのパートナーシップが見込まれ、スイス経済とその品質の概要についてご紹介できる予定です。

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日本とスイスの関係強化

2025年大阪・関西万博とスイスパビリオンはスイスと日本の二国間関係を強化し、現代の主要課題に対する解決策を探るまたとない機会です。日本はスイスの対アジア輸出を牽引する国々の一つというだけではありません。日本は科学研究や学術協力の点でもスイスにとってアジアにおける非常に重要なパートナーであり、スイスは対日投資額で8位にランクされています。2024年は両国の国交樹立160周年という祝賀の年です。自由、民主主義、法に則った国際秩序といった基本的な価値観に基づき、両国関係はますます発展し続けます。

2025年大阪・関西万博のスイスパビリオンについて

対外広報外交を行うスイスの政府機関プレゼンス・スイスの制作・監督により、在日スイス大使館とスイスネックス・ネットワークの協力の下で建設されるスイスパビリオンは2025年大阪・関西万博でスイスを代表します。その目的は、他国と共に世界的な主要課題に取り組むため手を差し伸べる革新的で信頼できるパートナーとしてのスイスを紹介することにあります。そのコンセプトを開発したのは建築コンペで優勝したニュスリ社(総合建築業者)、マヌエル・ヘルツ建築事務所(建築家)、ベルプラット・パートナー(シノグラフィー)から成るチームです