パンデミック、気候危機、戦争、そして経済環境の激変。私たちの社会と世界はとどまることを知らない危機と変化の渦中にあるようです。日本語で「危機」という言葉は、「危険」と「機会」という二つの意味を包含します。「危険」に対して、立ちすくむのか。それとも、肯定的な変化・変革・再生のための「機会」ととらえ、活かすのか。
機会をとらえ、挑戦に立ち向かうなら、個人としても組織としても、ダイナミックで、ポジティブで、パワフルなバイタリティ(活力)が不可欠です。この数年間で、個人・チーム・組織の活力、生産性、ウェルビーイングに対する関心は飛躍的に高まりました。学者は調査研究を行い、発明家は技術を開発し、企業リーダーは経営手法を見直し、政府は新たな枠組みや指標を提示しています。
今年のスイス日本経済フォーラムにご参加ください。私たち一人ひとり、そして組織や社会のバイタリティの増進に関する会話を一歩前に進められることを楽しみにしています。
スイス・日本経済フォーラム2022は、2025年大阪・関西万博に向けたスイス政府の広報文化外交プログラム「Vitality.Swiss」の一環として開催されます。
プログラム
持続的なバイタリティ:ウェルビーイング経営
(日英同時通訳つき)
17:00 (日本時間 JST) / 09:00 (中央ヨーロッパ時間 CET)
冒頭挨拶
アンドレアス・バオム 駐日スイス大使
17:10 (JST) / 09:10 (CET)
パネル 1 - テクノロジーは、バイタリティの維持増進にどんな役割を果たすのか?
パネリスト:
ヴラド・ゲオルギュー キアン・ヘルス 共同設立者兼CEO
羽間 康至 株式会社エクサウィザーズ 執行役員
矢野 和男 日立製作所 フェロー / 株式会社ハピネスプラネット 代表取締役CEO
モデレーション:
アリソン・マイスター IMDビジネススクール 教授 (リーダーシップ・組織行動)
高津尚志 IMD北東アジア代表
18:00 (JST) / 10:00 (CET)
パネル 2 - 持続的なバイタリティと、職場でのウェルビーイング:組織は、従業員のバイタリティをどのように支援できるのか?
パネリスト:
ヤシン・ザイード Nexthink 最高戦略責任者
山本 絹子 株式会社パソナグループ 取締役副社長執行役員 / 株式会社パソナスマイル 代表取締役社長
エレン・コッヘル フレンドリー・ワークスペース(スイス健康促進財団)公認アドバイザー
モデレーション:
アリソン・マイスター IMDビジネススクール 教授 (リーダーシップ・組織行動)
高津尚志 IMD北東アジア代表
18:50 (JST) / 10:50 (CET)
終わりに
アンドレ・ツィメルマン 在日スイス商工会議所(SCCIJ)会頭 / 有限会社ZAC 代表取締役