リサイクルPETで作ったモジュラーハウジング image
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リサイクルPETで作ったモジュラーハウジング

今後、より高いエネルギー効率が求められる中、リサイクル廃棄物は重要な原料供給源となりつつあります。都市は、廃棄された家電製品や携帯電話などを潜在的な金属資源の宝庫となりつつあり、都市鉱山として注目されています。PETプラスチックも、これまで以上に創造的で多様な方法でリサイクルされていますが、ポリマーを混合してリサイクルすることは、しばしば困難です。UHCSは、プラスチックのリサイクルのためのソリューションを提供するだけでなく、より高いエネルギー効率と持続可能性への道において多くの課題に直面している建設業界に、持続可能な方法を導入するPETのアップサイクルアプローチです。 

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スイス・ヴァレー州に拠点を構えるUHCS社はPETなどの廃プラスチックを再利用したモジュラーハウスを開発しています。UHCSは、材料を圧縮して押し出し成形することで、工業規模で生産できるように設計されています。ブロック型のプラスチックレンガはレゴのように組み立てられて、立方体の柱と梁の構造を形成し、異なる文化的背景に適応できる耐力壁を支えます。このシステムにより、高品質な建築が可能になるとともに、人間が自然界に与える影響を低減し、より環境性能の高い建物を実現することができます。初代ファンクショナルハウスのプロトタイプ建設が完了し、今後はパイロットプラントの建設を計画しています。UHCSの建材として望ましいのはPETです。気候や地域の条件によっては他のプラスチックを使う方が適切な場合もありますが、PETは毒性がなく世界中で手に入るので、建材として選ばれました。このモジュール式建築システムは大規模な工業生産に役立つとともに、最高の建築基準を満たします。UHCSは施工も簡単なので、建築家は自由にデザインを創造することができます。